平成30年度も7月2~6日まで、福島市中学生ドリームアップ事業(職場体験活動)を務めさせていただきました。
今年度もご近所の中学2年生1名が当社を希望してくれありがたいことです。
モノづくりに興味があり、通学路にある当社がとても気になっていたんだそうです。
当社は職場体験と言っても、新入社員研修の入り口を実施しています。
ですからまずはトイレ掃除から始めます。
掃除に学ぶ会流の作法に基づき、素直に掃除してくれました。
いよいよ実務訓練に入ります。
まずは様々な手加工を体験してもらいます。
亜鉛鉄板に丸くケガキ針で線を入れ、金鋏で渦巻き状に切る訓練。これは根気がいる作業ですが、見事に途切れずに切り終えました。
続いてはボール盤を使っての穴あけ作業。これは学校の技術家庭科でも使ったことがあるうですが、なかなか手先が器用です。
次は亜鉛鉄板を丸く切り、渕を何度もハンマーで10mm立ち上げる訓練。
これは技能検定曲げ板金2級課題の底板の訓練で、当社の基礎訓練でも行っており、指導員の当社顧問もこの出来栄えに驚いておりました。
続いてダクト加工の訓練。プラズマ切断機にデーターを入力、切断、ハゼ掛け、共板フランジ成型、組立まで全て一通り完成。
なかなか新入社員でもここまで覚えは早くありません。
続いてターレットパンチプレスの操作訓練。
入力から、型抜きまで一通り教えましたが飲み込むのが早い。
そして本人が最も希望している2D・3D-CAD操作。ほんの少ししか教えていませんが、30分ほどで扱いになれこのような図面が出来るようになっています。若い子の飲み込みの速さに脱帽です。
溶接作業もさせちゃいます。これをやらなきゃ板金屋さんに研修に来た甲斐がありませんから。
最後に自分へのお土産「ステンレス製ティッシュボックス」を製作。見事に完成し、指導員と記念撮影。
指導に当たった当社社員が、「自分の指導力の程度」を知るという一番の学びをさせていただきました。
小さな会社の小さな取組みですが、少しづつでも「モノづくり」に興味を持つ若者が増えることにお役に立ってまいります。